CITA

Photograph by Lai Tzeyu
”世代によって芸術への関心は変わるものである:それぞれの世代は、まるで個性のように、その時々の、それぞれの芸術に対する批判への熟慮を促し、芸術に需要的価値をもたらし、そしてそれはどのように使役されるべきかを定める。”
- T. S. エリオット, The Use of Poetry and the use of Criticism.

CITAとは

CITA/International Centre for Theatre Artsとは、多様な文化の中で探求し創作活動を続けるための媒介として存在する、芸術監督ジェームズ サザーランド率いる国際シアターカンパニーです。11年に亘り様々な土地でパフォーマンスや教育、研究を重ね、CITAは2012年、正式に東京で発足、その後も同地に根ざし、活動を続けています。
CITAという略称は厳密に、ジェームズと芸術家たちによる、日本あるいは海外での探求と実践によって形作られる包括的な組織を意味します。それはある一点で異なる文化や教養が混ざり合い、一処に固執することなく、自由に変化するものです。常に失敗を見極めるために試し、更新されていく場所です。CITAは、長期間ともに活動できるかもしれない、あるいは既に活動しているコラボレーターたちにとって最も有益な場であるべきと考えます。

幼児からおとなまで人間として普遍的な感情である「好奇心」の上に、CITAは成り立っています。好奇心はたくさんの方法で表現され、一処に固執せず本能よりも柔軟です。なのでそれは種子として、私たちの作品製作の起点となっているのです。
CITAは集団制作であるデバイジングという方法で、作品を作り続けています。その方法は、伝えるべき物語によって変わっていくものです。即興や振付、あるいは脚本を書いたり、ストーリーボードを作ったり、またそれらを反映する過程の中で、試し、失敗し、発見することを繰り返していきます。試行錯誤を繰り返す中で、技術的にも成熟していきます。この創作過程は6ヶ月から2年以上にも及び、ツアーの最中でも変化し続けます。

Photography by Lai Tzeyu

CITAは年代、国籍、スタイルにとらわれず、様々な活動を続けます。世界中様々な方々と、パートナーシップを結び、つながりを強めていくことを目的のひとつとしています。そのコミュニティの中で、CITAはアーティストの方々への育成支援を行います。クリエイティブ ラーニングのページにて詳しく説明していますので、そちらもご覧ください。
CITAはアーティストによって導かれる組織で、芸術作品の制作に基づいて、教育からマーケティングまでを行います。厳密な制作工程を経て、CITAが望むクオリティの高い作品を提供します。
CITAは現在、イギリス、香港、ニュージーランド、日本、イラン、韓国、コロンビアでワークショップやパフォーマンスを行いました。

クオリティ

私たちは常に、最高の出来を追求します。見ていただく方々に対して、可能な限り挑戦的で力強く、楽しむことのできる作品を作る責任があると考えています。